笠原のぶくぶく農園水田にてSRI農法による田植え
2012年 06月 10日
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6月10日 笠原の田植え
天気はくもり時々晴れ。例年より涼し。
笠原は(古く信濃の国より勧請された)諏訪神社を鎮守とする集落である。
毎年、小瀬田でおこなわれてきた手による田植えだが、今年は、SRI農法という新規の試みをおこなうため、この笠原在の桑原家ーぶくぶく農園ーの眼前にある二枚の田圃にておこなわれた。
お諏訪さま境内の公民館を集合・休憩場所として、
桑原さんから、田植えの基本とSRI農法についての説明と指導から始まった。
SRI農法については下記に詳しいが、
http://www14.plala.or.jp/Cuba/World08.htm
今回、笠原の田でおこなうやりかたと通常の水田との顕著な違いは、不耕起、間断灌水(田植え時に浅めに張り、その後水を切り、土にひびが入るくらいに乾いてきたら再び浅めに湛水、これを生育期間中繰り返す)、疎植である。
不耕起にすると土が固まりにくく、前作までの有機物の遺骸が土中に残り、結果として空気層が豊かになる。
水をほとんど張らないのは土壌の酸素欠乏と(水を張った時の嫌気性状態による)メタンガスの生成を防ぎ、イネの根張りが強く促進され、発根も盛んになる。
そして粗植によって各イネ稚苗の分けつを促し、結果、田一枚あたりの植え付け株数が少なくなるにも関わらず、分けつが通常より増すので一株当たりの稲穂が多くなり、反収も増えるというもの。
その収量は慣行農法や通常の有機農法に比べても格段に(時には倍以上)増えるという、資本の少ない零細農家にはうってつけのものであるため、発祥地のマダガスカルをはじめ、ネパール、インドネシア等コメを多く作るところで広がっている。
笠原の田
桑原さんより苗を丁寧に取り扱うようにとのお達し。
まずは苗とり。根を切らないようにやさしく、土を取る感じで。
苗は一本ずつ親指と人差し指で持ち、スっと上から
土へ挿すようにイネの株元の白い部分が5mmほど隠れるくらいに浅く植える。深くても浅過ぎてもいけない。土が少し固めのところは指で穴を開けてから植える。
桑原さんのお手本
一列に横並びになり、かけ声とラインに合わせてスタート
このようにラインとバカ棒に合わせれば等間隔で植えられる
水路でアメリカザリガニを見つけたぞ!
午前中で一枚目の田の手植えを終え、
お昼は、ふんどし山ちゃんと花岡さんの青空カフェも。
子供達はサッカーをやったりウクレレを弾いたりにぎやかのうちに休憩もおわり、
境内で車座になり、原発再稼働断念祈願の太鼓の奉納後に自己紹介。
もう一枚の田で午後の手植えが始まる。
人数が少し減ったが無事終了。
ときのこや(小川・都幾川の有機農家)による野菜直売もあり、ぶくぶく農園から、お土産にコリアンダー(香菜)、レモンバーム、シソ苗の提供があり、その後、桜並木の畑へ移動し、出来立てジャガイモを皆で掘ってお持ち帰り。
楽しい一日となりました。
毎年のことながら、桑原さんのご指導のもと、不慣れな大勢の参加者も混乱少なく作業はつつがなく終えることができました。
動画(URLをカット&ペーストで再生可)
苗とり http://youtu.be/m8hnr3K-aiQ
田植え http://youtu.be/hNLlqcLNMiI
参加者(敬称略) 秋山、新井ひろこ・ようた、石山、板垣、今野、上田、内海、小針、近藤、櫻井、佐藤、佐藤瞳、高橋夫妻、田所、富永、花岡、広崎、福島家、三好、山崎、横川、若林真弓・奏・遙
指導は、桑原さんと、長女のはなさん
写真 高橋稔 (2点のみ河野)
動画 若林
報告 河野
天気はくもり時々晴れ。例年より涼し。
笠原は(古く信濃の国より勧請された)諏訪神社を鎮守とする集落である。
毎年、小瀬田でおこなわれてきた手による田植えだが、今年は、SRI農法という新規の試みをおこなうため、この笠原在の桑原家ーぶくぶく農園ーの眼前にある二枚の田圃にておこなわれた。
お諏訪さま境内の公民館を集合・休憩場所として、
桑原さんから、田植えの基本とSRI農法についての説明と指導から始まった。
SRI農法については下記に詳しいが、
http://www14.plala.or.jp/Cuba/World08.htm
今回、笠原の田でおこなうやりかたと通常の水田との顕著な違いは、不耕起、間断灌水(田植え時に浅めに張り、その後水を切り、土にひびが入るくらいに乾いてきたら再び浅めに湛水、これを生育期間中繰り返す)、疎植である。
不耕起にすると土が固まりにくく、前作までの有機物の遺骸が土中に残り、結果として空気層が豊かになる。
水をほとんど張らないのは土壌の酸素欠乏と(水を張った時の嫌気性状態による)メタンガスの生成を防ぎ、イネの根張りが強く促進され、発根も盛んになる。
そして粗植によって各イネ稚苗の分けつを促し、結果、田一枚あたりの植え付け株数が少なくなるにも関わらず、分けつが通常より増すので一株当たりの稲穂が多くなり、反収も増えるというもの。
その収量は慣行農法や通常の有機農法に比べても格段に(時には倍以上)増えるという、資本の少ない零細農家にはうってつけのものであるため、発祥地のマダガスカルをはじめ、ネパール、インドネシア等コメを多く作るところで広がっている。
笠原の田
桑原さんより苗を丁寧に取り扱うようにとのお達し。
まずは苗とり。根を切らないようにやさしく、土を取る感じで。
苗は一本ずつ親指と人差し指で持ち、スっと上から
土へ挿すようにイネの株元の白い部分が5mmほど隠れるくらいに浅く植える。深くても浅過ぎてもいけない。土が少し固めのところは指で穴を開けてから植える。
桑原さんのお手本
一列に横並びになり、かけ声とラインに合わせてスタート
このようにラインとバカ棒に合わせれば等間隔で植えられる
水路でアメリカザリガニを見つけたぞ!
午前中で一枚目の田の手植えを終え、
お昼は、ふんどし山ちゃんと花岡さんの青空カフェも。
子供達はサッカーをやったりウクレレを弾いたりにぎやかのうちに休憩もおわり、
境内で車座になり、原発再稼働断念祈願の太鼓の奉納後に自己紹介。
もう一枚の田で午後の手植えが始まる。
人数が少し減ったが無事終了。
ときのこや(小川・都幾川の有機農家)による野菜直売もあり、ぶくぶく農園から、お土産にコリアンダー(香菜)、レモンバーム、シソ苗の提供があり、その後、桜並木の畑へ移動し、出来立てジャガイモを皆で掘ってお持ち帰り。
楽しい一日となりました。
毎年のことながら、桑原さんのご指導のもと、不慣れな大勢の参加者も混乱少なく作業はつつがなく終えることができました。
動画(URLをカット&ペーストで再生可)
苗とり http://youtu.be/m8hnr3K-aiQ
田植え http://youtu.be/hNLlqcLNMiI
参加者(敬称略) 秋山、新井ひろこ・ようた、石山、板垣、今野、上田、内海、小針、近藤、櫻井、佐藤、佐藤瞳、高橋夫妻、田所、富永、花岡、広崎、福島家、三好、山崎、横川、若林真弓・奏・遙
指導は、桑原さんと、長女のはなさん
写真 高橋稔 (2点のみ河野)
動画 若林
報告 河野
by koseda
| 2012-06-10 17:00
| 活動報告
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