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小川町小瀬田プロジェクト

koseda.exblog.jp
by koseda
小川町の小瀬田を舞台にした、自然景観の回復、農業の体験などを通したローカリゼーションの実践的な学びの活動記録。
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【御案内】農作業&田んぼの生き物調査
2013年 09月 15日 |
9月15日(日)と16日(月)は、農作業と田んぼの生き物調査を行います。
田んぼの生き物調査は市民ができるシンプルで楽しい調査方法。
小さな生き物の営みから田んぼの世界がいっそう豊かにみえてきます。
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<概要>
○日時:2013年9月15日(日)、16日(祝)10:00頃~16:00頃 *小雨決行
○場所:午前 調整中
    午後 小瀬田(比企郡小川町増尾 西中学校とテニスコートの間の小道をずっと入った奥の谷戸)
○活動内容:午前 農作業 サラダ菜の定植など 
  午後 田んぼの生き物調査
○集合:9時40分 東武東上線・JR八高線「小川町駅」改札出て階段を降りたところ、または現地
○参加費(田んぼの生き物調査協力金):500円 向井さんに直接お渡しください。
○持ち物:長靴、長袖シャツ、汚れてよい服、軍手、タオル、帽子、飲みもの、お弁当、状況により雨具、日焼け止め など

●申し込み:13日までにnmiyoshi★kmf.biglobe.ne.jp(三好) へ名前、参加者人数、緊急連絡先(携帯など)、小川町駅からの車の送迎の有無をお知らせください。。車便乗受入可能な方もその旨お知らせください。(状況によってタクシーでの相乗りで割り勘の場合もあることをご了承ください) 
※★を@に変えて連絡ください。

▼田んぼの生き物調査のみの参加もウエルカム
 その場合は、小瀬田13:30集合 または13:00に小川町駅前集合 
担当の向井さんに直接連絡を
 ガーデン工房 結 YUI- 向井康治 info@yui-garden.jp 090-2449-7422
 
田んぼの生き物調査スタッフは、15日午前は調査の準備と必要に応じて草刈りや圃場の整備を行っています。また、16日午前はNPO法人しゃぼん玉の会の子どもたちによる調査を実施予定です。共に朝からスタッフは居りますので、早く到着された場合はご連絡下さい。 お食事は事前にお済ませください。飲み物は用意しておりますが、各自必要に応じてご持参ください。その他現地で「田んぼの生きもの図鑑」を500円にて販売しています。

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田んぼの生きもの調査について

 水田は人間によって管理されたとても人工的な環境でありながら、その年間を通じたサイクルを巧みに利用してそこで暮らしを営む多くの生物に充ち満ちています。それらは互いに捕食関係を持ち、ある種の生物が減れば連鎖的に別の生物にも影響を与えるような、広い意味での生態系を生み出してさえいます。
水田の生物の中には微少なものも多く、それなりの大きさがあっても普段はなかなか発見できないものも少なくありません。それらを泥や水ごと採取し、泥を洗ってトレイに空け、丁寧にピックアップしつつ種ごとに分別し、専門の検索図鑑を使って種名まで特定しようと言うのが(同定)、この活動の内容です。実際この作業はとても楽しく、最後の最後までどんな生きものが出てくるか分からないという興味もあって、大人の方にも充分楽しんで頂けると思います。
 生物相の多い少ないが直ちに水田としての機能に影響を与えるものではありませんが、生物相の豊かさは間違いなく自然環境の豊かさを意味し、その指標になると思います。一定の生物の出現率が、密かに進行する自然環境の変移を読み解く重要な鍵になるのではないかとさえ、わたしは考えているところです。
 昨年度よりこの田んぼの生きもの調査は東日本大震災の被災地で実施され、除塩によって復興した水田が津波によってどのような影響を受け、復興から年数を経てどのようにもとの環境を取り戻していくか、或いは生態系の回復を無視した無理な復興が行われていないか、その監視を含めて継続的な調査が重ねられています。
 今年度、その重要なツールとして「田んぼの生きもの図鑑」が完成したことで、これらの調査は一般市民でも簡単に行えるようになりました。その他の調査キットも100円ショップなどで簡単かつ安価に揃えられるよう工夫がされているため、今年から東北大学の皆さんの指導の下、わたしたちが独自調査を開始した次第です。
 その初年度から小川町のこの小瀬田の田んぼと出会えたことはとても幸運なことでした。小瀬田の田んぼではとても多くの生きものが豊かな生活を営んでいます。予備調査ではわずか数分の採取で22種、前回8/17の第1回調査では44種の生きものを見つけることが出来ました。その中には、今では滅多に見つけることの出来なくなったタイコウチやコオイムシ、マツモムシ、ミズカマキリなどの昆虫や、ドジョウ、タニシ、カワニナなども含まれ、トンボの幼虫(ヤゴ)だけでも同時に7種が出現しました。
 今後も継続的な調査を重ねつつ、子どもたちにも水田と楽しく触れる機会を与えながら、いずれは恩返しを兼ねて東北の被災水田の調査に発展していきたいと考えているところです。
 どうか是非、ご参加頂きたいと思います。

ガーデン工房 結 –YUI- 向井康治 info@yui-garden.jp 090-2449-7422
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