小川町小瀬田プロジェクト

小川町の小瀬田を舞台にした、自然景観の回復、農業の体験などを通したローカリゼーションの実践的な学びの活動記録。
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サツマイモの定植、キュウリ・ナスの株元に敷き藁
2008年 07月 02日 |
 小瀬田に仮植えしていたサツマイモの苗を、掘り上げて高谷の畑に移す。サツマイモは乾燥に強く、挿したばかりの苗が午後強くなった日差しにさらされて一見萎れるが、適切に土に入っていて土壌水分と空気中の湿度が最小限でもあれば、梅雨の間は乾燥によって枯れる心配はない。その後、加工用トマトの圃場見学などを行った。



●節気:二十四節気:夏至(げし/陽熱至極し、また日の長きのいたりなるを以て也)
     七十二候:半夏生ず(はんげしやうず/カラスビシャク<烏柄杓=サトイモ科の
     多年草>が生える)
●天候: 晴れ
●参加者:Kotera、武ちゃん、Q 計3人
●活動概要
・サツマイモの定植
・キュウリ、ナスの株元に敷き藁

●活動詳細
<サツマイモの定植>
 桑原さんが伏せ込んで育て、小瀬田のビニールハウス横に仮植えしていたサツマイモの苗を、掘り上げて高谷の畑に移す。
 茎の下部の節々から根が出ているが、先端から開葉したものを三枚残し約20cmのところの節上で切り、その上部のみを使う。黒のビニールマルチがされている畝に、30cmおきに目印のついたバカ棒を目安に、ササダケの先端でマルチに穴を開けながらイモ苗を挿していく。日差しが強いため、イモ苗を黒い色のマルチ上に置くと萎れてしまうので、畝間に置き、注意しながら作業する。サツマイモは乾燥に強く、挿したばかりの苗が午後強くなった日差しにさらされて一見萎れるが、適切に土に入っていて土壌水分と空気中の湿度が最小限でもあれば、梅雨の間は乾燥によって枯れる心配はなく、むしろ過湿になることを注意しなければならないのは、季節こそ違えジャガイモと同様。

<キュウリ、ナスの株元に敷き藁>
 キュウリの畝二列の陽当たり側に麦藁を敷き、その隣のナスの畝二列の両側に麦藁と稲藁を敷く。こうすることで株元が乾かないようにし、藁の中にいる菌が作物につくハダニを抑制する。

<小瀬田・加工用トマトの圃場(ほじょう)見学>
 小瀬田の田の上部、ビニールハウスの南側の区画では、今年は水を入れずに畑にして加工用トマトを育てている。このように輪作をすることで、前のシーズンに田んぼで育まれた有効菌類や微生物等の効果によって、イネとの輪作をしない通常の畑で育てるよりも、トマトの病害が少なくなり良く育つ。ただし、肥料を抑え気味にしないとすぐに病気になる。
 ちなみに、慣行農法でこの圃場と同一面積に同じトマトを育てようとすると、チッソ肥料を反当たり300kg施し、収量を6tにすることが可能だが、ここでは鶏糞を30kg施し収量は3t。それでも、病虫害が少なく、味も良いので結果的には決して非効率的ではない。収穫された加工用トマトは、トマトジュースの原料として製品化、販売されている。
 アンデス高地原産であるトマトは多湿を嫌うが、下からの水分はある程度必要なので田の後の適度に保水力のある土は丁度いい塩梅となる。ただし、上から来る水分つまり雨には弱いので、それだけが日本の気候下では難点になりやすい。雨が降ると地面に弾かれた泥しぶきが下部の葉に当たり、それが病気の元になるので、この圃場ではビニールマルチをして泥のはねかえりを防いでいる。

<高谷の果樹園にて>
 キュウリ、スモモ、クロスグリの実をおやつにいただく。クロスグリは、どこかスパイシーで独特の味わいがある。グミのようなえぐみとも異なり、子ども達には不人気とのこと。
 繁殖は挿し木で容易に増やせる。
 モモは今年、摘果する時間がなく、病気の実ができているが様子を見ている。

●その他(桑原さんのお話)
・先月28日に田植えが終わって、畑に関しては田植えが終わるまで手をかける暇が十分に取れないので、田植えが終わって草刈が始まるまでの間は、その分手をかける。つまり人手はいくらあってもよいので、平日でも誰かに来てもらうことはありがたい。
・菜種油を絞ったので購入者を募集。原料のナタネは昨シーズンに収穫したもの。今年収穫したものはまだ絞っていない。
・稲藁はそれ自体が有効菌類の宝庫であり、藁スサとして土とともに発酵させてから土壁に塗り込められることでカビの予防になる。
                                                  以上
<記録:Q、加筆修正:Kotera>
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